四つ葉工房|株式会社悠木社
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快適に暮らすには温度だけでなく湿度も重要!①
2025年07月06日
こんにちは。
茨城県筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。
今回は少しマニアックな内容になります。
このブログは、住まい手の皆さんにも分かりやすく伝えることを意識して書いていますが、今回はやや専門的な話なので、2回に分けてお届けしようと思います。
6月に「自立型住宅研究会(通称:自立研)」の関東ゼミ2025に参加してきました。
このゼミは全3回のシリーズで、私はその第1回に参加。
会場は東京で、関東近郊の建築実務者が集まります。
中には全国的に名前が知られている建築家の方もいて、学びの多い場でした。
私は今回で実質2年目の参加。
昨年も同じような内容を聞いていたはずなのですが…正直あまり覚えておらず(苦笑)
ということで、今回は自分自身の復習も兼ねて、ブログでアウトプットしていきます。
この勉強会では、住宅の「温熱環境」や「空調計画」について学びます。
“温熱”とは、住まいの中の温度や湿度、断熱性能などを総合的にとらえた環境のこと。
今回のテーマはその中でも「空調」にフォーカスされていました。
空調といえばエアコン。
「機械なんだから、スイッチを入れれば冷えたり暖まったりするものでしょ?」と思われがちですが、それは半分正解、半分不正解です。
実はエアコンというのは、非常に優秀な機械なんです。
たとえば電気ヒーターは「電気1」に対して「熱1」しか生み出せませんが、エアコンは「ヒートポンプ」の仕組みを利用して、「電気1」から「熱3」ほどのエネルギーをつくり出せます。
つまり、少ない電気で効率よく冷暖房ができる省エネ機器ということです。
エアコンの主な役割は「冷房」「暖房」「除湿」。
※加湿機能付きもありますが今回は省略します。
とはいえ、どんなに性能が良くても…
設置する場所
運転の仕方
機種の選び方
によって、快適性も光熱費も大きく変わります。
エアコンのポテンシャルを最大限に引き出すには、使う人・設計する人がきちんと仕組みを理解しておくことが大事なんですね。
空調計画を立てるには、まず「温熱」について知っておく必要があります。
例えるなら「敵の正体が分からないまま戦うようなもの」で、対策の立てようがないからです。
では、家の快適性を左右する“敵”とは何か?
それが「温度」と「湿度」です。
温度は日常的に意識しやすいですよね。
エアコンの設定温度や、天気予報の気温など、日々目にする機会も多いはず。
一方で湿度はどうでしょうか?
「夏はジメジメする」「冬は乾燥する」程度の感覚で、具体的な数値を意識する機会はあまりないかもしれません。
でも、日本は世界的に見ても「高温多湿な国」。
ヨーロッパやアメリカ西海岸と比べても、湿度対策の重要性はとても高いんです。
ではここでクイズ!
温度を表す単位は「℃(度)」ですよね。
では、湿度を表す単位は何でしょうか?
…というところで、今回はここまで。
次回はこの続き、「湿度の正体」や「快適な室内環境づくり」についてもう少し深掘りしてお話ししたいと思います。
よければ、次回も読んでみてくださいね。
それでは、また(^^)/
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