四つ葉工房|株式会社悠木社

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洗濯動線

2025年06月08日

こんにちは。
茨城県筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。
 
先日、約半年間続いた工務店設計塾の最終回を迎えました。
 
少し前から設計の勉強をしたいと思い、新建新聞社さん主催のこの塾に参加。塾長の飯塚豊さんは法政大学でも教える東京の建築家で、業界では有名な方だそうです。
 
全6回で、毎回講義の後に即日設計課題を手書きで仕上げるというハードな内容。提出期限は翌日の正午で、私の場合、食事や育児などを含めて8時間以内に仕上げる必要がありました。
家族に協力してもらいながらも、翌日の仕事に支障が出るくらい大変な時もありました。
 
課題は翌日に全員の前で講評があり、これもとても勉強に。みんな同じ条件でも解釈が全然違い、視野が広がりました。
 
最終回は三重への視察もあり、誘われましたが、今は少しおなかいっぱい。もう少し時間が経ったら、また挑戦したいです。
新建新聞社の皆さま、講師の皆さま、同期の皆さま、本当にありがとうございました!
 
さて今回は「動線」の話。
間取りのキーワードとして人気の「家事楽動線」。共働きの子育て世代にとっては響くワードですね。
 
特に注目したいのが「洗濯動線」。
一般的にはお風呂を北側に配置し、洗面脱衣室に物干し場を作り、近くにファミクロを設ける間取りをよく見かけます。
一見便利そうですが、家族が多いと脱衣室が狭くなり、洗濯物が邪魔になりやすいです。洗面所を別にするなどの工夫が必要です。
 
さらに北側は日当たりが悪く、乾きにくいことも。最近は窓なしの間取りも多く、乾燥機やサーキュレーターを併用したり、サンルームを設けたりする対策が求められます。
 
洗濯物を取り込んだ後も課題です。すぐに畳むならいいですが、邪魔になるので仮置きしたくなります。
おすすめは、ウォークインクローゼットの近くに畳むスペースを設けること。畳んですぐにしまいやすくなります。クローゼット内で畳むなら、幅を227.5センチ確保するとゆとりが生まれます。
(ちなみに日本の住宅寸法では182センチが標準ですが、227.5センチは「2.5ピッチ」で広めの計画です)
 
最後に、しまって終わりではなく「次の日にどこから服を取るか」まで含めて動線を考えるのが大切です。
 
まとめとして、洗濯動線の注意点は以下です:
①干す場所の計画をしっかりと
②畳む場所を決めて、しまいやすさを考慮
③動線は「次に着る時」まで見通して考える
 
どの家族も生活スタイルは様々です。ぜひ、ご自身に合った動線計画を考えるヒントにしてみてください! 

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