四つ葉工房|株式会社悠木社

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計画換気

2023年10月31日

茨城県筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。

今回は家づくりに欠かせない「換気」について基本的なことを説明します。

 

換気は法的に義務付けられている

 

約30年前から、住宅の気密性能向上により、住宅建材から揮発された化学物質が主な原因で、新築住宅で体調不良の報告が増え、シックハウス症候群と呼ばれるようになりました。

 

対策として、2003年の法改正で、2時間に1回の換気が義務付けられました。つまり、今の家はこの基準に従って建てられています。

 

しかし、換気方法は建築会社によって異なります。

 

計画換気の種類

 

計画換気の方法は大きく3つに分類されます。

※給気→家の中に取り込む空気  排気→家の外に排出する空気

 

  1. 第一種換気:給気・排気ともに機械を使用。
  2. 第二種換気:給気は機械、排気は自然に排出。
  3. 第三種換気:給気は自然、排気は換気扇などの機械。

 

住宅では第二種換気はほぼ採用されていませんので、第一種と第三種を比較します。

 

第一種換気のメリット:

  • 熱交換が付いているものが多く、外部から取り入れた空気を室温に近づけて放出。
  • 断熱欠損箇所が少ない。
  • 室内の温度差が小さくなりやすい。

 

デメリット:
  • 導入費用が高額。
  • ダクト内のメンテナンスが難しい。
  • 第三種と比べると冷暖房費は抑えられるが、換気に係る電気代は上がる

 

第三種換気のメリット:

  • 導入費用が抑えられる。
  • 交換や修理が容易。
  • 第一種と比べると換気に係る電気代は抑えられる

 

デメリット:

  • 外気が直接入ってくるため、冷暖房効率が低下。
  • 断熱欠損箇所が増える。
  • 部屋間で温度差が大きくなる可能性。

 

まとめ(第一種と第三種どちらが良いのか)

 

どちらが良いかは、家族のニーズや設計者の考え方によります。家づくりの相談時に担当者に聞いてみてください。

換気は法的にも必須項目ですので、最低限の知識を持ちましょう。

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