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建築費の高騰とその対策
2024年08月26日
現在は2、3年前に比べて、500万円ほど建築費が上がっています。
そうなると、上がった分しっかりと自己資金を入れない限り、毎月の返済にその負担がのしかかってきます。
固定金利の35年返済で考えると、100万円ごとに3000円弱の返済負担が増えることになります。
この分を全てローンで賄うとしたら、15,000円弱も負担が増えるということになりますね・・・。
物価は上がっても賃金が追いついていない現在、この増えてしまう負担を少しでも和らげるために、固定金利と比較して金利が安い変動金利を選ぼうとしている方が多くいらっしゃるのではないかと思います。
変動金利は固定金利に比べて銀行に支払う手数料も少なく、その分、家に予算をかけられるというメリットもありますしね。
もちろん変動金利を選んだとして、変動金利の最大のリスクである「金利の上昇」に直面し、急激に返済負担が上がるということは、今の段階では考えにくいのです。
少しでも金利を安くして返済負担を下げるのも選択肢の一つではあります。
とはいえ、変動金利と比較して高いと言われている固定金利も、現時点では驚愕するほどに高いわけではないので、収入に不安がある方は、手堅く固定金利を選んでおいてもいいのではないかと個人的には思います。
では、仮にあなたが、「どちらかというと固定金利を選びたい」とお考えだとしたら、一体どのように資金計画を立てればいいのでしょう?
✔️返済期間を長くする
住宅ローン金利は期間が長くなればなるほど、支払い利息が膨らんでいきます。
ですので、基本的には、期間を長くするよりも、むしろ頭金を多く入れて、繰上げ返済を行うことで、期間を短くするべきです。
しかし、増えるどころか減っていっている給料の現状を考えると、毎月の負担が上がってしまうのは、厳しい。
それこそ「貯金」をする余裕さえ奪ってしまうことになります。
「貯金」出来る余力がなくなれば、「長期積立投資」を行うことすら出来なくなってしまいます。
✔️「複利」の効果を活かす
仮に返済期間を5年延ばすと、借入金額にもよりますが、返済負担が1万円ほど軽減されます。
また、住宅ローン金利の中には、掛け捨ての生命保険料が含まれており、返済期間が長くなるとこの保証期間も長くなるということになり、もしものことが起こった場合も、家族に「住む場所」という資産を残すことが出来るので、家を建てた段階で現在加入している生命保険を全て見直してもいいと思います。
そして、この浮いたお金を、先程の返済期間を長くしたことによって浮いたお金と共に「長期積立投資」に回す。
いやっ!回し続けてください!
なぜなら、「複利」の効果を活かして欲しいからです。
出来るだけ期間を長くすることによって、お金を雪だるま式に増やすという効果を。
また、長期積立投資がもたらす利回りは、間違いなく住宅ローン金利よりもはるかに高いというのも理由の一つです。
つまり、たった1%前後の住宅ローン利息を圧縮するよりも、その数倍以上の利回りが期待出来る長期積立投資にお金を回した方が、手元に残るお金が増える可能性が高いということですね。
以上、固定金利を検討中とお考えの方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
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