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家づくりの幅を広げる
2024年05月20日
南向きの土地は一般的に最も人気がありますが、弊社では最もオススメしていません。
その理由は4つあります。
1.土地の価格が高いから
2.外構費が高くなるから
3.外観がダサくなりやすいから
4.設計が難しいから
2.外構費が高くなるから
3.外観がダサくなりやすいから
4.設計が難しいから
今回はこの4つの理由について詳しく解説していきます。
まず1つ目は、「土地の価格が高いから」です。これは単純に「日当たりがいい土地=いい土地」という価値観が浸透していることに尽きます。
つまり、みんなが「日当たりがいい南向きの土地」を買おうとするからこそ価格が高く設定されるというわけです。欲しい人が多いこの土地は値引きをする必要もありません。
そういった理由で南向きの土地はそのエリアで最も割高に価格が設定され、ほぼ100%と言っても過言ではないぐらい不動産屋さんの言い値で取引されています。
2つ目は「外構費が高くなるから」です。南向きの土地はプライバシー性を担保するための工事が必要となる可能性が高いです。
南向きでつくった部屋の丸見えを防ぐ。
南向きでつくったデッキの丸見えを防ぐ。
南向きでつくった庭の丸見えを防ぐ。
などの手間をかければ、カーテンを閉めたままの薄暗い家で暮らさないといけないですし、せっかくデッキを作ってもほぼ使うこともないでしょうから、外構工事費も必然的に高くつきやすいです。
南向きでつくった庭の丸見えを防ぐ。
などの手間をかければ、カーテンを閉めたままの薄暗い家で暮らさないといけないですし、せっかくデッキを作ってもほぼ使うこともないでしょうから、外構工事費も必然的に高くつきやすいです。
3つ目は、「外観がダサくなりやすいから」です。南向きの土地では生活感が前面に出やすく、、、
洗濯物を干すのも家の正面になりやすいし、庭も家の裏ではなく正面につくります。
また、南向きの土地だと部屋を南につくり南に大きな窓をつくるところまでが設計のワンセットとなっていますが、
それらの窓には全てほぼ確実にシャッターが設置されるため、これもまた外観をダサくする一つの要因となります。
また、南向きの土地だと部屋を南につくり南に大きな窓をつくるところまでが設計のワンセットとなっていますが、
それらの窓には全てほぼ確実にシャッターが設置されるため、これもまた外観をダサくする一つの要因となります。
さらに、弊社では今後も値上がりが予想される電気料金の負担を抑えるために太陽光発電の設置を標準化しているのですが、南向きの土地だと正面から太陽光パネルが丸見えになり、これもまた外観をダサくする要因となります。
✔️強力な南向きバイアス!
最後に4つ目の理由、「設計が難しいから」です。
南向きの土地の設計が難しい理由は、バイアスが強力だからです。
日当たりがいい南向きの土地を買ったんだから、その恩恵を最大に受けるために部屋も窓も南向きでつくることが当たり前となっているがために、それを崩した設計をすることも難しいし、出来たとしても理解してもらうことが難しいというわけです。
そんなわけで、先程お伝えしたように外観がダサくなってしまうし、外観のダサさをカバーするために外構工事に費用をかけざるを得なくなるんですよね。
土地代も含めて全て割高な買い物をすることになり、結果、予算が最も膨らむということになります。
以上の理由から、弊社が「南向き」の土地を最もオススメしない理由です。ご理解いただけたでしょうか?
ただし、これはあくまで一つの視点であり、他にも様々な考え方が存在します。
ですが、こういった考え方もあるということを知っておいていただくと家づくりの幅は広がると思うので、一度頭の中で咀嚼いただければ幸いです。
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