SIMPLE NOTE つくばスタジオ
電話
029-869-8011
SIMPLE NOTE つくばスタジオ
解決策はお金?いえ、「間取り」です。
2024年12月23日
お金をかければ、その分、家は良くなります。
例えば、全館空調システムを設置すれば、平屋だろうと2階建てだろうと、家が小さかろうと大きかろうと、全ての部屋に冷暖房が行き届く快適な住まいを手に入れることができます。
ただし、100〜200万円ほどの費用がかかります。
また、床暖房も足元の冷えを解決してくれる素晴らしいアイテムですが、設置するとなれば空調システム同様に100〜200万円ほどの費用を支払わなくてはいけません。
このように、お金さえかければ理想に近づいていくのですが、「予算」という現実に向き合うと、多くを諦めざるを得ないというのが、家づくりをするうえでの高い壁ではないでしょうか。
そんなわけで弊社では、「あったらいいな・・でも予算的に無理だな・・」といったものをお金をかけずにカバー出来るように、間取りに工夫をしています。
温度差の少ない空間づくり
温度差の少ない空間をつくるためには、温度差が生まれやすい間取りをつくらないことが最善の方法といえま。
例えば、階段をなくすなど。
2階建てだと必然的に上下階に温度差が生まれます。
そしてリビング階段だと、上の階から冷たい空気がおりてきて、暖房をしているのに冷えを感じてしまうことになります。
となると、平屋にすればこの問題は解決出来ます。
また、廊下をなくせば温度差が生じにくくなるでしょう。
さらに、闇雲に家を大きくしないことも温度差を少なくするためには大切な要素となります。
その上、天井も高くすれば温度差が生まれやすくなるので、弊社では天井を高くすることなく開放感を出す工夫をしています。
結果、空調システムや床暖房といったイニシャルコストもランニングコストも多額にかかるものに頼ることなく、温度差の少ない空間づくりが実現しやすくなるというわけです。
こういった機械類はメンテコストも馬鹿にならないですし、電気代もどんどん上がっていることですし、電力を消費しない家にした方が間違いないといえます。
高い耐震性と耐久性
耐震に関しても、平屋にすればそれだけで問題は解決します。
平屋は、2階建てのように2階部分を支える必要もないですし、2階建てのように家のバランスが悪くなりにくいからです。
そんなわけで弊社は「平屋」を基本としています。
重心が低くどっしりとした平屋にしておけば、耐震性を上げるために50万円以上のコストをかけて制震ダンパを設置する必要もないですし、耐震等級3を取得するにしても、間取りに制約を受けることがありません。
それだけでなく、重心が低いということは強風や重量車両の通行による揺れという悩みも解消できます。
快適性にせよ安全性にせよ、設計によって問題を解決すれば無駄なコストをかける必要はないというのが弊社の考え方です。
建築費が高騰している現在は、経済的な側面を考えてもコストを抑える工夫が必要になっているのは間違いありません。
なので、お金をかけて問題を解決していくという選択肢だけじゃなく、お金をかけることなく問題を解決するという選択肢があるということも覚えていただければと思います。
閲覧履歴