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間違った当たり前 対策
2024年12月08日
窓を多く作れば、それに比例して家の中が明るくなるように思うかもしれません。
しかし、現実は違います。
窓の向こうに隣家が建っていたり、窓の向こうが開けていたりする場合、光や日差しだけでなく他人からの視線も入ってくるからです。
つまり、それらの窓にはカーテンが必要となり、そのカーテン開けることが出来なくなるため、思っていたように光が入ってこなくなるというわけです。
そんなわけで、本当に明るい家を手に入れたいとお考えであれば、単純に方位だけを考えて間取り、部屋の位置、窓などを決めるのではなく、その土地の周辺環境も加味しながら決めることをおすすめします。
カーテンが閉めっぱなしだと家の中が暗くなるだけではなく、開放感まで台無しになってしまうので!
また、開放感を出すために「天井を高くする」という方法がありますが、これも窓と同様に、それだけで開放感が増すのかと言うと、残念ながら違います。
理由は、先程も申し上げたように、基本的に全ての窓にカーテンが設置されていてかつ閉まったままの状態になっているため、抜け感が感じられないられず、むしろ閉塞感を感じてしまうからです。
そして、天井だけを高くしても、ドアや窓を既製品サイズの2mを使用しているのだとしたら、天井とドアや窓との間に出来る垂れ壁がさらに長くなってしまうことため、より天井付近に光が届きにくくなり、薄暗さが増してしまうのです。
本当に開放感を手に入れたいとお考えだとしたら、単純に天井を高くするのではなく、天井とドアと窓の高さをそろえることが最良の手段であると考えています。かつ、カーテンがいらない窓にすること。
この2つがそろえば明るく開放的なお家ができるでしょう。
この方法だとコストが上がらない、むしろカーテンがいらない分コストが下がるわけです。
✔️ハイドア・ハイサッシの利点
天井の高さにドアを合わせる場合、ハイドアと呼ばれる高さ2m40cmのものを使うことになるのですが、そうすれば垂れ壁が出来なくなるので、天井がずっと続いているように見えます。
また、外に出られる所に設置する窓を天井まで高さがあるハイサッシにしつつ、そこをカーテンがいらないようにすれば、開放感が得られると同時に空を眺めることが出来ます。入ってくる光量も抜群です。
たとえ曇りや雨の日でも、照明なしで過ごせるぐらいの明るさを手に入れることが出来ると同時に、リゾートホテルで居るかのような開放感を感じながら日々過ごすことが出来ます。
その上ドア枠も窓枠も必要なくなり、カーテンやカーテンレールもいらなくなるので、掃除や洗濯も楽になります。
というわけで、巷で言われている方法では充分な明るさと開放感を手に入れることが出来ないということ。
それらを手に入れるためには間取りのアプローチの仕方や仕上げの方法が大切であるということ。
覚えておいていただければと思います。
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