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生活をイメージ

2024年10月14日

仮に2階建てにして、それぞれの部屋を全て2階に作るとなると、1階にはLDK以外にもう1つ部屋が必要となります。

 

子供たちが小さいうちは子供たちの荷物置場にできますし、親御さんが泊まりにきた時には寝所として使えると考えられるからです。
また、老後を迎え階段を上がるのが億劫になった場合、そこを寝室としても使えるでしょう。

 

反対に、平屋を建てるとしたら、このような多目的ルームをつくらなくても問題はないと考えられます。
なぜなら、子供部屋も寝室も収納も、全てLDKと同じフロアになるからです。

 

子供たちの荷物置き場は自分の部屋でいいし、親御さんが泊まることがあっても子供部屋を使ってもらう、もしくはリビングに布団を敷いて寝てもらってもいいですし。
階段が億劫になることもありません。
収納も2階建てと比較しても、必要な場所にあるでしょうし。

 

平屋にすれば、多目的ルームが必要なお分、コストカットが出来ます。
たとえば、この部屋の広さを6帖だと仮定した場合、ざっと200万円ぐらいですかね。

 

また、ここ数年「ランドリールーム」と言われる洗濯物のためだけの部屋も人気ではありますが、これもコストに直結するため、本当に必要なのかどうかを冷静に考えた方がいいと思います。

 

というのも、今やLDKは、昔の家のように仕切りをつくらず一体となっていて、キッチンが対面式になっていることが多いのですが、これは「ながら作業」がしやすいからです。

 

・キッチンで料理や洗い物をしながらダイニングで勉強する子供を見る。
・リビングで遊ぶ子供を見ながらリビングで洗濯物をたたむ。
・リビングで遊ぶ子供を見ながら中庭で洗濯物を干す。
などなど。

 

共働きが当たり前となっている現在、この「ながら作業」はどの家庭でも必須なのではないでしょうか。
忙しく時間が足りない日々の中で、少しでも家族の時間を増やしてくれるのが、LDKですからね。

 

ですので、そんなに使用頻度が高くない部屋をつくるために、100万円以上のコストをかけるのはいかがなものか?と考えています。

 

 

✔️寝室の広さの算出方法

ハウスメーカーの展示場や住宅会社のモデルハウスなどを見学すると、見栄えを良くするためか寝室が広くつくられています。それどころか、寝室に書斎スペースが設けられていることも。

 

ですが、寝室に広さは必要なのでしょうか?
寝る寸前まではリビングで過ごすことが多いでしょうし、起きたらすぐにリビングに行くからです。
つまり、寝室はほぼ「寝る時」だけしか使いません。

 

また、寝室の近くには、大型収納をつくるケースが多いですが、これは寝室に荷物を起きたくないからではないででしょうか。

 

今は、昔のようにタンスもなければお母さん専用の化粧ドレッサーを持ち込む人もあまりいないと思いますからね。
テレビも薄型になったため場所を取らなくなりましたし、スマホやタブレットがあれば寝室にテレビをつける必要すらありません。

 

そんなわけで、寝室は必要最低限の広さでつくるのが良いのではないかなと考えています。
具体的には、置くベッドのサイズと個数が分かれば、それに見合う広さにするという感じです。

 

仮にセミダブルベッドを2台並べて置くとしたら、1.2m×2.0mが2台並ぶので、ベッドに必要な寸法が2.4m×2.0m、
これを置くのにちょうどいい広さは3.51m×2.6mの内寸がある6帖!というイメージです。

 

もちろん、これでは狭いなと感じられた方は、広げていただくしかないのですが、その分はやはりコストも上がることになるので、それも考慮した上でご判断いただければと思います。

 

では、次回は「子供部屋」についてです。ご覧いただきありがとうございました。

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