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平屋の現実③

2024年06月24日

前回、前々回と、建築コストはもちろん土地コスト、外構コストも上げずに平屋を建てる方法についてお伝えさせていただきました。
 
そこまで平屋を推す理由は、「安全・快適・便利」の3要素全て、文句なしに非の打ち所がないからです。
 
今回はこの3要素について、具体的な解説をしていきたいと思います。
 
 
まず「安全」ということから。
これは大きく分けて「耐震」と「防犯」という2つの要素です。
 
 
 

✔️最も大切な構造の安定

平屋は、地震による揺れが2階建てより感じにくく、大型車が家の前を通った時も、2階建てと比較して揺れを感じにくいです。
また、台風などによって強風を受けたときも、2階建てほど揺れを感じません。
 
この理由は、平屋は重心が低く構造が安定しているからです。
具体的には、2階建てのように上からの荷重が大きくない、また、2階建てのように壁のバランスが「ちぐはぐ」になりにくいからです。
 
もう少し具体的に言いますと、2階建ては2階に細かく部屋をつくるのに対し、2階を支える1階にはLDKをつくるため、上下階のバランスが悪くなりやすく、また、採光を確保したいLDKには大きな窓を設置するため、さらに2階を支える壁が減ってしまうわけです。
なおかつ、採光を確保したい南面に大きな窓を多めにつくり、冷気の侵入を防ぎたい北面には窓をほぼつけないので、壁のバランスも「ちぐはぐ」になりやすい、というわけです。
 
 
このように耐震性能を悪くしてしまう要素が少ない平屋は構造的に優れているわけですが、これは地震の時に命を守るだけではなく、実は他にもメリットがあります。
 

例えば、構造が安定していれば2階建てのように「制震ダンパ」を設置し、耐震性能を補強する必要がありません。
制震ダンパは40〜50万円ほどかかるコストがかかるので、その余分なコストをカットできますね。

 

また、日常的な振動をほぼ感じることがなく、耐震性が劣化しにくいというのも平屋ならではの特徴と言えます。

 

✔️安全性に欠かせない防犯の高さ

安全性を語る上で、もう1つ重要な要素が「防犯の高さ」。
平屋となると2階建て以上に神経質になるべきところではありますが、他人に間取りを判別されない家にすることが最良の手段ではないでしょうか。
 
窓の形を見ただけで間取りが分かってしまったり、電気がついているかどうかで居場所が分かってしまったりすると、防犯性が高いとは言えません。、
対策としてセコムやアルソックといった警備会社のシステムをつけるという選択はあるものの、これも余分なコストが必要となりますね。
塀や目隠しなどによって防犯性を高めるという方法も、大きなコストがかかります。
 
弊社ではこのあたりの配慮は十分にさせていただいています。
結果、無駄にコストが上がる工事も必要ありません。家の外観もスッキリし、お洒落なお家にすることができます。
 
 
 
というわけで、「安全」についての説明はここまでです。次回は「快適」についてお伝えしていきたいと思います。
次回もぜひ、読んでいただけると嬉しいです。

 

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