SIMPLE NOTE つくばスタジオ
電話
029-869-8011
SIMPLE NOTE つくばスタジオ
平屋の現実②
2024年06月17日
前回、平屋は2階建てと比較して面積を小さくしやすいことから、2階建てと同じぐらいか、安く建てることも出来るため、「平屋の建築が可能な土地であるなら前向きに平屋を検討しましょう」というお話をさせていただきました。
しかし、そんな平屋にも懸念点があり、それらをクリアしないと、あまり良くない家になる可能性があるのも事実です。
というわけで、今回は「平屋の懸念点とその解決方法」についてお伝えしていきます。
平屋の懸念点の一つが、「家の中に光が届かない暗いスペースが出来やすい」ということ。
平屋の場合、家の大きさによっては採光が確保出来る外周面に接しないスペースが出来やすいです。
採光量を増やそうと窓の数を増やしたり、サイズを大きくしたりして、暗いスペースをつくらないようにする。この作戦は、新たな問題を引き起こします。
それは、プライバシーと防犯の問題です。
窓を大きくすれば、外から家の中が丸見えになります。
窓を大きくすれば、外から家の中が丸見えになります。
それを防ぐためにカーテンやシャッターを全ての大きな窓に設置するとなると、また家の中に暗いスペースをつくってしまうという問題を引き起こします。
また、採光を確保するためには隣接する建物から充分な距離が必要となりますが、単純に2階建ての倍くらいの坪が必要な平屋だと、土地を広くしないとなかなか実現出来ません。
20〜30坪ほど土地を広く購入するとなると、数百万円は余分にお金がかかり、さらに外構工事費も同様のコストがかかることになるでしょう。
外構工事費が余分にかかるのは、工事面積が増えてしまうだけではなく、プライバシーと防犯問題を解決するための工事も必要となるからです。
つまり、平屋は家の価格は上がらなかったとしても、土地と外構の価格が上がってしまうため、結果、予算が高くつきやすいというわけです。
✔️土地も外構も予算を上げない方法
この問題を解決するためには、採光を工夫するのがベスト。
例えば、家の真ん中から光を採り、隅々まで拡散するような間取りにすれば、家の中に暗いスペースが生まれることはありません。
家の中に外をつくり、そこから光を採るようにすれば、他人の視線はシャットアウトできるため、カーテンをする必要がなくなります。
採光が安定すれば、外周部からは光を採る必要がなくなるので、風を抜くほどの小さな窓だけ設置すれば、機能的にも事足りるはずです。
このように工夫すれば、プライバシーや防犯の問題も解決出来ます。
なお、家の真ん中から光を採るということは
「全ての方位で隣の建物から充分な距離が確保出来る」
ということでもあるので、
敷地いっぱいに家を建てても、家の中が暗くなる心配もなくなります。
「全ての方位で隣の建物から充分な距離が確保出来る」
ということでもあるので、
敷地いっぱいに家を建てても、家の中が暗くなる心配もなくなります。
つまり、土地を広く買う必要もなくなり、外構工事に余分なコストをかける必要もなくなる、というわけです。
説明は口頭だけになっていますが、なんとなくご理解いただけたでしょうか。
もし、こんなお家をご覧になりたいと思っていただけたなら、
ぜひ!お気軽にご連絡いただけたらと思います。
ぜひ!お気軽にご連絡いただけたらと思います。
閲覧履歴