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適切な部屋の広さ

2024年06月03日

せっかく家を建てるんだから、収納も多い方がいいし、家も広くしておきたい・・
誰もがそうお考えになるのではないでしょうか。
 
 
予算的に問題ないのであれば、やりたいことを詰め込んだ方がいいと思うのですが、なかなかそういうわけにはいかないという方も決して少なくはないはず。
 
 
現在は資材高騰の影響を受け20%ほど建築費が上がっているので、広さに関してはかなり削らないといけなくなっている、というのが率直な感想です。
 
 
そんなわけで、今回は、「適切な広さ」というテーマでお伝えしていきたいと思います。
 
 
おそらく、ほとんどの方に共感いただける内容であり、この内容をご理解いただくと自然と家のコストを削減できると思うので、ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。
 
 
 

✔️寝室の適切な広さ

 
現代では、寝室に隣接もしくは寝室から遠くない場所にウォークインクローゼットをつくるのが基本になっていて、さらに、テレビ離れが加速していることから、寝室にまでテレビを置かない、あるいは場所を取らない壁掛けにされる方が多いため、寝室にはベッドしか置かないという方が多いと思います。
 
 
そうなると、ベッド寸法と台数さえ分かっていれば、寝室の広さをどれくらいにすればいいのかが分かります。
 
 
例えば、置くベッドがセミダブルが2台だとしたら、ベッドが締める面積は
 
横2m40cm(1m20cm×2台)、縦2m
 
ということになりますが、6帖あればこれらを置くことが可能。
 
 
6帖という広さは、3m51cm×2m60cm。
つまり、3m51cmに対して2m40cmを置けば1m11cmも余白が出来るし、
2m60cmに対して2mを置けば60cm余白が出来ます。
通るだけならそれだけで充分なスペースが出来るのです。
 
 
子供部屋に関しても同じように考えていただければ、大きくすることもなくなるかと思います。
 
 
ちなみに子供部屋に関しては、シングルベッド(90cm×2m)と勉強机を置くかな?という感じでしょうか。
子供たちはいつかは家を出ていくので、その点も加味しつつ考えてみるといいと思います。
 
 
 

✔️客間の必要性

 
仮に建てる家を2階建てだと決めていて、かつ寝室と子供部屋を2階につくると決めているのであれば、1階にはLDKの他にもう1つ部屋をつくっておくことをオススメします。
 
 
1階にLDKしかないと子供たちが小さいうち荷物でごった返すことになるし、足腰が悪くなった時に生活に困ることになるからです。
 
 
ちなみに、平屋を中心に間取りを考えると、全ての部屋が1階に集結するので、寝室と子供部屋以外に部屋をつくる必要がなくなります。
 
 
しかも、200万円ぐらい家のコストをカットすることが出来ます。
 
 
 

✔️LDKの適切な広さ

 
LDKは過ごす時間が長いため一番重要な場所です。
 
 
出来ればここだけはやりたいようにしてもらいたいと思っているのですが、
 
 
とはいえ、ここも広くなればコストは上がってしまうため、適切な広さは知っておいていただいたほうがいいと思います。
 
 
もちろん、どんな家具を置くかによって適切な広さは変わってくるのですが、仮に望むキッチンが対面型で、
家族そろって食卓で食事をし、大きなソファーでくつろぎたいとお考えであれば、16帖という広さが適切かと思います。
 
 
なぜなら、14帖だと食卓とソファーの間にゆとりがなくなるし、18帖より大きくすると、食卓とソファーの間にゆとりが出来過ぎ、荷物置き場と化しやすいからです。
 
 
また、人は隙間があるとそこを埋めたくなるという習性を持っており、どれだけゆとりをつくったとしても、そこを埋めようとしてしまうというのも理由の一つです。
 
 
つまり、リビングを広くつくると、そこにチェストなどの家具を置きたくなり、今度はチェストの中を埋めたくなり、
次から次へと物を買って出費が増えると同時に、物も増えていく。
 
 
その上、チェストをはじめ家具の上は物が置きやすいため、書類やら物が溢れる原因にもなります。
リビングやダイニングの辺りには細々した物が多くなりがちですし・・・。
 
 
 
というわけなので、これから家を建てようとお考えの方は、前回の収納と共に今回の内容も参考にしていただけたらと思います。

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