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ローンの恐ろしさ
2024年05月13日
アメリカの中央銀行(FRB)がコロナ後のインフレを抑制するために急ピッチで利上げを進め、アメリカの住宅ローン金利は日本では考えられない高水準に達しています。
しかし、実はアメリカ人の90%以上が固定金利で住宅ローンを借りており、すでに家を買っている人は金利上昇に対して無傷です。
一方、日本では金利が安いため、固定金利を選ぶ人は全体の20%ほどであり、大部分の方が変動金利で住宅ローンを借りていると言われているのですが、これがインフレを抑制するために全世界的に利上げが進む中で、唯一日本だけが利上げが難しい状況にある理由の一つのようです。
この状況下で利上げを実行すると、賃金の上昇に追いつかず、住宅ローン破綻のリスクが高まります。
日本ではどれだけ物価が上がろうとも、日本銀行が利上げを行う可能性は低いとされています。しかし、その可能性は0ではなく、実行された場合の影響を考える必要があります。
例えば、利上げが起こり返済額が来月から急に数万円も上がってしまうとしたら?
生活にゆとりがある方なら問題はないでしょうし、計画的に貯金が出来ている方なら繰上げ返済によって返済額の調整が出来るので、それも問題はないでしょう。
しかし、返済が上がると困る状況に陥りそうなのだとしたら、金利が上がっても返済額は上がらないように返済期間を延ばしてもらうという方法しかありません。
また返済額アップがきつい状況になるような予算で家を建ててしまっているとしたら、
これから先に待ち構えていることへの対応が難しくなってしまいます。
これから先に待ち構えていることへの対応が難しくなってしまいます。
家のメンテ費用に家電製品の買い替え費用、車の買い替え費用、子供たちの進学費用などです。
家を建てる時には、こういったことまで想定した上で予算を設定し、住宅ローンを選ぶことをオススメしています。
というわけで、家を建てる時には金利上昇のリスクを考えつつ建てた後に必要となる費用をどのように準備していくかまで考えた上で、「資金計画」を立てていただけたらと思います。
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