COLUMN住まいのコラム

茨城県が平屋に適している理由とは?平屋に関するためになる情報もまとめました!

イエタッタ編集部
2023.09.19

「茨城県で平屋を建てようかな?」と検討されている方へ。

「茨城県で平屋を建てようかな?」と検討されている方へ。

近年、全国的に平屋住宅の需要は高まりつつあります。
国土交通省の建築着工統計調査によると、平屋の建築着工棟数は、2011年が約28,000棟に対して2021年には約55,000棟と約2倍に増加。

なかでも関東エリアでは、茨城県が平屋に適していると考えられます。実際、茨城県ではおしゃれで住み心地の良さそうな平屋を目にすることが多くなってきました。

このコラムでは、茨城県が平屋に適している理由も含め、平屋に関する様々な内容をお送りしたいと思います。

それではご覧ください。

茨城県が平屋に適している理由

茨城県が平屋に適している理由

なぜ、茨城県が平屋に適していると考えられるのか?理由は以下の3つが挙げられます。

  • 自然豊かで温暖な気候
  • 交通の利便性が高い
  • 平屋を建てられるだけの土地が確保されている

茨城県は自然環境に恵まれていることが大きな特徴。

特に水戸市やつくば市近郊あたりは、自然に囲まれた環境でありながら交通機関も充実しています。
つくばエクスプレス沿線の守谷駅・みらい平駅・万博記念公園駅・研究学園駅・つくば駅周辺であれば、都心部へのアクセスも良好です。

また、平屋は広めの土地を確保する必要がありますが、茨城県であれば高層建築が少なく広い敷地が多いため、理想の土地が見つけやすいといえます。
幅広い年代が住みやすいと感じられる地域ですので、茨城県こそ平屋に適していると考えられます。

茨城県で平屋住宅を建てるメリット

茨城県で平屋住宅を建てるメリット

平屋は見た目がスッキリとしていておしゃれなのが印象的ですよね。
他にも、平屋には以下のようなメリットがあります。

  • 生活導線を確保しやすい
  • バリアフリーに適した空間ができる
  • 家族とのコミュニケーションが取りやすい
  • 耐震性が高いつくりに向いている
  • メンテナンスにかかる費用を削減できる

それぞれご覧ください。

生活導線を確保しやすい

平屋は生活動線を整えやすい住宅です。

2階建てと比較してみましょう。

2階建ての場合、間取りや構造にもよりますが、1階で洗濯をしたら洗濯物を干すのは2階になるかもしれません。

外出の際は、2階で身支度をして、玄関のある1階に下りて家を出ることになります。
仮に2階に忘れ物をしてしまったら、取りに戻るために階段を上がる必要もありますね。

もちろん、2階建てにもメリットは多いです。

  • 平屋よりもプライバシーが確保しやすい
  • 平屋よりも小さい土地に効率よく家が建てられる
  • 平屋よりも基礎や屋根が小さく、価格が抑えられる

など

ただ、階段の上り下りのない平屋の方が、生活動線はスムーズにしやすいでしょう。

バリアフリーに適した空間ができる

平屋はバリアフリーな環境が実現しやすい住宅でもあるため、ご高齢のご家族も安心です。

まず、ワンフロアでの生活により動線が短くなるため、歩行の負担が減ります。
階段はもちろん、段差もない設計にすれば、転倒リスクも軽減されますね。

また、ドアや廊下をバリアフリー仕様の寸法にしやすいため、車いすでも快適に過ごせる空間づくりも可能です。

このように平屋は、住む人に寄り添った家づくりがしやすいという点も魅力的ですね。

家族とのコミュニケーションが取りやすい

平屋はコンパクトな造りとなっているため、家族とのコミュニケーションが取りやすい設計にすることが可能です。

年頃のお子さんがいるご家庭であれば、お子さんの体調の変化や学校での様子はなるべく把握しておきたいもの。

平屋であれば、リビングを中央に設置した間取りにすることで、自分の部屋にいく際も必ずリビングを通るようにすることができるため、
「子どもがいつ帰ってきたかわからない。」
「会話の機会が減って、様子がわからない。」
といった心配も少なくなるでしょう。

常に家族同志が顔を合わせ、コミュニケーションがとりやすい環境に設計すれば、家づくりは大成功ではないでしょうか!?

耐震性が高いつくりに向いている

平屋であれば、地震が発生した際の不安も緩和されます。

平屋は2階の荷重がないため耐震性能を高めやすく、また、正方形や長方形のシンプルなつくりによって、地震の際にかかる家への負担を軽減してくれます。

ただし、地盤が弱い土地やバランスの取れていない構造では、いくら平屋であっても倒壊の危険性は高くなってしまいます。

ですので、このあたりはプロに相談しながら対策を考えていきましょう。

近年、茨城県を始めとした多くの地域で地震が多発しています。
長く、より安心な暮らしをお求めの方にとっては、平屋はベストな選択肢かもしれませんね。

メンテナンスにかかる費用を削減できる

平屋をはじめ、住宅は定期的なメンテナンスが必須。
特に屋根や外壁のメンテナンスを怠ると雨漏りの原因になり、住まいが長持ちしないリスクがあります。

平屋であれば、このメンテナンス費用を抑えることが可能です。

2階建ての場合、屋根や外壁のメンテナンスをする際に足場を組んで高所作業を行います。
平屋であれば足場を組まずにメンテナンスできる場合があり、最小限の仮説工事でコストを削減できます。

家づくりにおいては、先々にかかる費用のことを考えることも重要。
そういった意味では、平屋は有効な選択肢です。

【2階建てと比較】茨城県で平屋を建てる注意点

【2階建てと比較】茨城県で平屋を建てる注意点

メリットが多い平屋ですが、2階建てと比較すると以下のような注意点もあります。

  • 広い土地が必要
  • 建設費用が高くなる可能性
  • 水害や防災の危険性
  • 防犯面の対策が必要
  • 隣地によっては日当たりが悪い

本格的に平屋を建てるとなった際の参考になると思うので、ぜひ目を通してみてください!

広い土地が必要

平屋で2階建てと同じ居住スペースを確保する場合、広めの土地が必要です。

ここで単純な計算をしてみます。

たとえば30坪の家を建てたい場合、2階建てであれば上下にスペースを使えるため15坪ずつに分けられます。
つまり、建築面積が15坪で済むという計算です。

反対に平屋には2階がないため、30坪丸々の建築面積が必要となります。
よって、2階建ての倍の土地を確保しなければなりません。

とはいえ、あくまで2階建てと同じ居住スペースを確保しようとした場合なので、間取りのご要望や駐車場・庭の有無などによっては、極端に広い土地が必要というわけではありません。

「広い土地がなければ平屋は難しいかな・・・。」とあきらめずに、まずはプロに相談してみることをおすすめします!

建設費用が高くなる可能性

場合によっては、2階建てと比較して建設費用が高くなる可能性があります。

前の項目で解説したとおり、平屋で2階建てと同じ居住スペースを確保しようとすると、その分広い土地が必要です。

一般的に土地が広くなれば、土地の取得費用と固定資産税が高くなります。
また、住宅のコンクリート基礎や屋根が大きくなると、工事費が高くなる傾向があります。
同じ面積の平屋と2階建てなら、基礎や屋根も倍違ってくるので、平屋はどうしても高くなってしまうでしょう。

ですが、これも2階建てとまったく同じ居住スペースを確保しようとした場合の話です。

平屋は階段・廊下・バルコニーなどが無い分、コストを削減できます。
さらに、2階に水道を引いたりトイレを設置したりといった費用もかかりません。

いずれにしても余裕を持った資金調達が必要ではありますが、平屋と2階建てはそれぞれコストが高くなる要因が異なります。

水害や防災の危険性

水害や防災に関しては、2階建てと平屋で強みが異なります。

万が一床下浸水が発生した場合、2階建ては上の階への避難が可能です。
対して平屋は2階建てと同じ選択をとることはできません。

しかし、建物が低く安定感のある平屋は、耐震性の高さと台風時などの風圧の影響を受けにくいという強みがあります。

よって、懸念されるのはどちらかというと水害のため、水害の心配がある地域では、垂直避難がしにくい平屋は注意が必要です。

ですので、平屋を検討されているようでしたら、ハザードマップなどを確認し、2階建て以上に水害の可能性が低そうな地域を選ぶ慎重な判断をおすすめします。

防犯面の対策が必要

平屋は2階建てよりも、防犯面やプライバシーを守るための対策が必要です。

2階建ては上の階があるため、通行人の視線はもちろん不審者の侵入を防ぎやすいという強みがあります。

対して平屋は1階建てのため、道路や隣の家からの視線が気になったり、不審者に狙われやすかったりといった不安を感じてしまうかもしれません。

ですので、設計の段階で家の中が見えにくいように考慮するなど対策をしておきましょう。

なお、やっておくと安心な防犯対策は以下のとおりです!

  • 人感センサー付きライトの設置
  • 防犯カメラの設置
  • 家の周りに砂利を敷く
  • 窓に防犯フィルムを貼る
  • 庭に大きめの植物を植える

など

なるべく、できる範囲で対策しておきましょう。

隣地によっては日当たりが悪い

2階建てであれば住宅が密集する地域でも、上の階は日当たりを確保しやすいです。

しかし、平屋は2階がないため、隣地が2階建ての家に囲まれると日当たりは悪くなってしまいます。

平屋は周辺の環境に大きく左右されます。
後から隣地に新しい家が建って、日が遮られることもあるかもしれません。

ですので、隣地に建物が建っても大丈夫なように、周辺環境・間取り・方角といった観点を考慮していきましょう。
平屋は隣地によっては日当たりが悪くなるという心配も。
また、天窓を付けたり中庭を設置するといった工夫も効果的です。

ローコストで平屋を建てるポイント

ローコストで平屋を建てるポイント

限られた予算の中、「なるべくローコストで平屋を建てられたらな・・・」と思うのは当然ですよね。

それなら、以下のポイントを抑えてみましょう。

  • 優先順位を決める
  • 形をシンプルにする
  • 部屋を必要以上につくらない
  • 設備費用を抑える

それぞれご覧ください。

優先順位を決める

ローコストで平屋を建てるなら、まず抑えておきたいポイントは優先順位を決めることです。

ご自身の理想のイメージを持つことは重要ですが、要望を詰め込みすぎてしまうと、大幅に予算オーバーなんてことも。

もちろん見積りをもらった段階で都度、調整することは可能ですが、ある程度の優先順位を決めておいたほうが整理しやすく、ローコストに抑えることができるでしょう。

たとえば「家事・育児のしやすい家」をテーマにした場合、以下のような優先順位が考えられます。

※1から優先順。あくまで一例です。

  • 回遊動線のある間取り
  • バリアフリー仕様
  • 家事の負担が減る設備
  • 収納の充実
  • 庭やウッドデッキの採用
  • 和室の採用
  • こだわりのある外観

上記のように、家事・育児に関係するものには優先的に費用をかけつつ、外観へのこだわりなどは優先順位を下げます。

このように優先順位を決めておけば、予算との相談もしやすく、家づくりがスムーズになるでしょう。

形をシンプルにする

平屋は正方形や長方形といったシンプルな形にすることで、建築費用を抑えることができます。

建物は凹凸がある分、工事の手間がかかるだけでなく、壁・屋根の面積が増えて材料費もかかります。 また、水廻りが分散するような構造になれば、施工費用も高くなります。

コの字型やL字型の平屋はおしゃれで魅力的ですが、もし外観につよいこだわりがないのであれば、形のシンプルな平屋を目指してみてはいかがでしょうか。
ローコストに抑えながら、生活・家事動線もシンプルになるのでおすすめです。

とはいえ、ご自身のなかで「こだわりのある外観」の優先順位が高ければ、そこは妥協する必要はありません。理想の家づくりのために何を優先するかを考えていきましょう♪

部屋を必要以上につくらない

ローコストに抑えるなら、部屋を必要以上につくらないのも1つのポイント。
建築する面積を抑えられ、無駄なコストを削減できます。

たとえば、なんとなく便利そうといった理由で和室やランドリールームをつくったり、普段テレワークでもないのに書斎をつくったりと、用途がはっきりとしない部屋は結果的に無駄なコストをかけることになるかもしれません。

ご自身・ご家族に合った平屋を建てるなら、部屋に限らずですが「本当に必要かどうか」を改めて検討して、コストを抑えていきましょう。

設備費用を抑える

設備費用もローコストに抑えやすいポイントです。

最近の設備は標準仕様でも便利な機能が多くあります。
メーカーのショールームに行くと、なかには「こんな良いものが標準でついているの!?」と驚くものもあるかもしれません。

たとえば標準で浴室乾燥機がついていたり、食洗機がついていたりと、このあたりはメーカーによって様々。

少なくとも標準仕様だけでも生活に困ることはまったくないので、極端にグレードの高い設備を選ばなければローコストに抑えることは十分可能です。

ハイテクな機能にはつい目が行きがちですが、ご自身にとって必要かどうか取捨選択し、設備費用のコストを抑えることも意識してみてはいかがでしょうか。

茨城県の平屋!施工事例10選

茨城県の平屋!施工事例10選

最後に、この項目では実際に茨城県で建てられている平屋の施工事例をピックアップしました。
ぜひ、今後の参考にしていただけたらと思います。

また、下記では当サイトにまとめられている平屋の施工事例のリンクを一覧形式にしてみました。よろしければ併せてご覧ください。

 

【茨城の平屋の施工事例リンク一覧】

茨城 平屋の住宅一覧

茨城の平屋ローコスト(1,200万~1,499万円)住宅一覧

茨城の平屋ローコスト(1,500万~1,999万円)住宅一覧

茨城のおしゃれな平屋住宅一覧

 

ガレージ付きの平屋プラン

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丸和建設株式会社

ガレージ付き平屋プランの施工事例詳細

LONGED-FOR HOUSE

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水郷の家|内堀建設株式会社

LONGED-FOR HOUSE 施工事例詳細

デザイナー住宅

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株式会社 河野工務店

デザイナー住宅 施工事例詳細

カフェ風空間と居住空間が緩やかにつながる平屋

カフェ風空間と居住空間が緩やかにつながる平屋

株式会社大貫工務店

カフェ風空間と居住空間が緩やかにつながる平屋 施工事例詳細

ロの字型の家

ロの字型の家

株式会社ハウジングアイ

ロの字型の家 施工事例詳細

星降る田園にただずむ平屋

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イエローチェアハウス|株式会社 住建

星降る田園にただずむ平屋 施工事例詳細

ハイサイドで明るく開放的な平屋

ハイサイドで明るく開放的な平屋

株式会社タクミ

ハイサイドで明るく開放的な平屋 施工事例詳細

リゾート感あふれる平屋

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菊田建築株式会社

リゾート感あふれる平屋 施工事例詳細

大屋根×くつろぎの家

大屋根×くつろぎの家

can wood株式会社

大屋根×くつろぎの家 施工事例詳細

やさしい光と風が心地いい平屋

やさしい光と風が心地いい平屋

株式会社東海住宅 エンジョイホーム

やさしい光と風が心地いい平屋 施工事例詳細

茨城県で平屋住宅を考えている方はイエタッタをご覧ください!

家づくりノート

このコラムでは、茨城県が平屋に適している理由、平屋のメリット、2階建てと比較した際の注意点、ローコストで建てるポイント、茨城県の平屋の施工事例をお伝えしました。

茨城県は温暖な環境かつ広大な土地が点在している平屋に適した住みやすい地域です。

このコラムだけで平屋を購入しようと決断するのは難しいかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。

なお、より安心した家づくりを実現するためにも、平屋を初めとした新たな家づくりを始めたいと考えている方に、「家づくりノート」をおすすめします。

「家づくりノート」は、一級建築士がまとめた家づくりに関する詳しい情報が載っている一冊です。家づくりの不安や疑問を解消し、家づくりに必要な情報を整理することができます。

理想の家づくりを考えている方は、ぜひイエタッタの「家づくりノート」を手に取ってみてください。

家づくりノート

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