理想のダイニングキッチンを実現するレイアウトと広さの選び方
理想のダイニングキッチンを実現するためのレイアウトと広さ別のシュミレーションをご紹介。
おしゃれな実例も掲載し、自由な家づくりをぜひ参考にしてみてください。
LDKの形状や広さを考慮して、家族とのつながりとデザインの統一感を重視した集約型LDKの縦長・横長タイプに焦点を当てて解説します。
【縦長LDK】
縦長のLDKでは、リビング・ダイニング・キッチンのスペースの使い方が大切です。両側の壁を活用して家具を配置しやすくし、奥行きのある広々とした空間を作りましょう。窓の配置にも注意し、光が足りなくならないようにしましょう。キッチン+ダイニング、またはダイニング+リビングを集約したり、広く取りたいスペースを意識してレイアウトすると良いですよ。
【横長LDK】
横長のLDKは、広々とした明るい空間が特徴です。キッチンの前にダイニングがあり、その横にリビングが広がっています。大きな窓を設けることで、開放的な雰囲気を作り出せます。リビング・ダイニング・キッチンの配置は決まっていることが多いですが、どの部屋にいても全体が見渡せるつながりがあります。
【家具の大きさ、形、配置】
家族の人数に応じてダイニングテーブルのサイズを選ぶ
・家族2人:幅80~100㎝ × 奥行き80~100㎝
・家族4人:幅120~150㎝ × 奥行き80~100㎝
・家族6人:幅180~200㎝ × 奥行き80~100㎝
来客や食事時間の調整が必要な場合は、伸長式のテーブルが便利です。
テーブルの形は、ダイニング空間の広さや配置に合わせて選びましょう。
キッチンとダイニングを統合する場合は、正方形や長方形のテーブルが適しています。
ゆとりのある空間を作りたい場合は、座席数を制限しない丸形や楕円形のテーブルがおすすめです。
ダイニングの広さを決める際には、以下のスペースを考慮しましょう。
・イスに座っている時の奥行き:約30~50㎝
・イスから立ち上がる時の奥行き:約60~90㎝
・テーブル周りの通路幅:約60~90㎝
これらの寸法を確保することで、快適なダイニング空間を実現できます。
【それぞれの間取りにあうLDK】
●6畳空間のコンパクトなダイニング
家族の人数が2~3人で、ダイニングキッチンの広さが約6畳の場合、キッチンを約3畳、ダイニングを約3畳と配置するとバランスが取れます。ダイニングがコンパクトなので、テーブルの配置やサイズ選びに注意し、動線がスムーズになるようにしましょう。
●8畳空間の自由なデザイン
約8畳のダイニングキッチンは、家族4人向けの広さです。キッチンのタイプに合わせてダイニングテーブルを配置しましょう。対面キッチンとダイニングテーブルを連結させたり、壁付けキッチンでダイニング空間を確保したりすることで、自由なデザインが可能です。
●10畳空間のレイアウトの自由度
約10畳のダイニングキッチンでは、キッチンのタイプやダイニングテーブルの選択肢が広がります。6人用のダイニングテーブルを配置しても、周囲に余裕があります。さらに、ワークスペースやパソコンスペースを兼ねた配置も考えられます。広さに応じて動線に注意しながら、自由なレイアウトを検討しましょう。
【キッチン・ダイニング実例】
1.対面キッチン
自然素材のカントリーハウス。L字キッチンと対面のダイニングで家族とのつながりを楽しむ。広々とした機能的なキッチンが主役の縦長LDK。心地よいゆとりと安心感のある配置に工夫されています。
2.壁付けキッチン
壁に溶け込むキッチンスタイルなので、動線に必要な床面積を無駄にとらず広々とした空間確保に役立ちます。
3.セミオープンキッチン
セミオープンなキッチンで、個室感とつながりを実現。リビングやダイニングで作業しながら料理に集中できる。カフェスタイルの飾り棚収納にこだわりました。バランスの取れたキッチンとダイニングのレイアウトです。
4.ダイニング一体型キッチン
注目のキッチン横並びダイニングの実例。
一直線に移動するだけで家事が進められ、時短・楽々・家事シェアに便利。
家族が顔を合わせやすく、自然なコミュニケーションが生まれるデザイン。
【まとめ】
ダイニングキッチンのレイアウトやテーブルの選び方、動線の作り方などを紹介しました。
家族の快適な空間と効率的な動線を考えることは、間取りづくりにおいて重要です。
素敵で便利なダイニングキッチンをデザインして、豊かな暮らしを楽しんでくださいね。